パッケージ管理(Package Manager)とは
パッケージ管理とは
実行ファイルや設定ファイル、ライブラリを一括で管理するためのシステム。
なぜ一括で管理するの?
ソフトウェアソースコード
パッケージ管理システムができる前は、「./configure」「make」「make install」を行うことで、インストールする方法。
この手法での問題はライブラリ*1の依存関係*2も手動で解決しなければならない。
作成・追加・削除など手動では時間がかかり、依存関係も全て把握しておかないと、追加したり削除したりしたが、全く動かなくなったなどの不具合が起こりやすい。
パッケージ管理
ソフトウェアを一括でインストールする方法。
この方法は自力で依存関係を解決してくれる。
パッケージには個々に、どのパッケージがどのパッケージに依存しているかという依存情報を保持している。これをもとに必要な物がインストールされるようになっている。
依存関係を気にせずに、アプリケーションの利用が可能になる。
削除するときもクリーンに削除でき、不必要なソフトウェアが溜まっていくこともない。
パッケージ管理のコマンド
パッケージ管理の形式には使うOSによって変わってくる。
RedHat系はrpmコマンド、Ubuntu/Debian系はdpkgコマンド、その他にも様々ある。
RedHat系 | Ubuntu/Debian | |
---|---|---|
パッケージ形式 | rpm形式 | deb形式 |
パッケージ管理コマンド | rpm | dpkg |
リポジトリを利用した パッケージ管理コマンド |
yum | apt |
まとめ
アプリケーションはパッケージ管理という方式で管理されていて、取得や削除が簡単に行えるものなんだなー。